◆仲山進作氏のパブリックアート「にらめっ子柱」◆
浜松市中央区高丘北3丁目 浜松基地の北側を通る高丘中央通り沿いにある高丘葵地区土地区画整理事業のための修景彫刻「にらめっ子柱(男の子柱)(女の子柱)」(1998)です。
その形状から、だるま落としを彷彿させますが、近隣小学校の通学路でもあり子供をテーマにしていることから、とても親しみやすい形をしています。とりわけ大胆にディフォルメされた顔はシンプルな線画で表現されており、地蔵菩薩を思わせます。またタイトルのにらめっこをする表情のユニークさは仏像の範疇をこえて石彫の普遍的でありながらユニークなスタイルにまでそぎ落とした完成度が伺え、四半世紀以上たってもまたく古さを感じさせない存在感があります。
道路沿いにこのようなパブリックアートが突然現れるのは都田テクノポリスのある浜松市ならではの景観ではないでしょうか。
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