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◆加藤卓男作 藍彩鳥形香合◆

香りの文化史コーナーで展示されている「三彩」という技法による人間国宝の陶芸家 加藤卓男(1917‐2005)作の香合です。18世紀に忽然と姿を消したといわれるペルシャのラスター彩を復活させたことで有名な方で、多治見の幸兵衛窯の6代目窯元。戦時中は広島の通信隊中隊長として被爆もされています。戦後日展で活躍しフィンランド留学の折にペルシャの陶芸の魅力に取りつかれ終生ペルシャ陶芸の研究をされました。透明の釉薬から藍色と黄色に彩られた繊細な羽が浮かび上がって見えてきます。

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