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◆家康の愛した香りとは◆

家康は「香の覚え」という調合レシピを残しており水戸の徳川ミュージアムが所蔵しています。そこに記されている「千年菊方」という練香を名古屋の徳川美術館と春香堂が忠実に再現して現代にその香りを甦らせました。そのお香の香りを本展示ではお楽しみいただけます。沈香や丁子、白檀、甘松などの配合量が匁ではなく両や朱で記されています。金を測る単位を使うところなど香木や香料、薬草などを大切に扱っていたことが伺えます。それらをすりつぶす薬研(やげん)を展示していますが、静岡市の円光寺には葵の紋の入った拝領の薬研が残されています。この薬研、三方ヶ原の合戦前の若き家康がすでに使っているシーンが大河ドラマでありました。年を追うごとに香木、香料、薬草マニアぶりがどう表現されていくのか楽しみです。

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