「サージするかたち」(1998年) 浜松耳鼻咽喉科サージセンターの竣工記念につくられたモニュメント(石彫彫刻)です。公共物ではないのでパブリックアートからは外れますが、とてもユニークなモニュメントで現在でも同じ姿で見ることができます。
顔は明らかに仏像のそれでありシンプルなラインで彫られています。片や裏側にはあのレオナルド・ダビンチの有名な人体図「プロモーションの法則」が描かれています。
背中合わせのこの二つ、出自の明確なダビンチのルネサンス期にあわせて、仏面は同時代である日本の室町時代の特徴である簡素でおだやかなつくりをされています。
さらにはいくらか時代をさかのぼったアルカイックスマイルの表情も感じさせるのは、1970年代にシルクロード文化調査隊参加、以降度々アジアからオリエントを経て欧州へと旅行を重ねられた中での知見から、仲山氏ならではの普遍的なユーモアの表現といえるかもしれません。



顔は明らかに仏像のそれでありシンプルなラインで彫られています。片や裏側にはあのレオナルド・ダビンチの有名な人体図「プロモーションの法則」が描かれています。
背中合わせのこの二つ、出自の明確なダビンチのルネサンス期にあわせて、仏面は同時代である日本の室町時代の特徴である簡素でおだやかなつくりをされています。
さらにはいくらか時代をさかのぼったアルカイックスマイルの表情も感じさせるのは、1970年代にシルクロード文化調査隊参加、以降度々アジアからオリエントを経て欧州へと旅行を重ねられた中での知見から、仲山氏ならではの普遍的なユーモアの表現といえるかもしれません。


