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◆レリーフ香りの文化史「エジプト」◆

四角の一番上は太陽神ラーにファラオが薫香を捧げている図です。手にしているのは柄香炉(長い持ち手の付いた香炉)。この形の香炉は中国や日本でも使われており文化史コーナーでは中国隋時代の展示品をご覧いただけます。
その下のレリーフに描かれているのはツタンカーメンの玉座に描かれていた絵をモチーフにしたもの。中央上部に描かれている放射状に光を放つ円形は唯一神のアトン神。右の妃の父アクエンアテン(アメンホテプ4世)は多神教から一神教へ宗教改革を行い、そのアトン神が描かれていますが、21世紀になり新たな調査の結果アクエンアテンはツタンカーメンの父でもあったといわれています。
その後、一神教は多神教に戻されアクエンアテンは歴史から消されてしまいましたが、その両方がこのレリーフでご覧いただけます。

◆レリーフ香りの文化史「エジプト」◆

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